困った時の自分用メモ

読んだ本を考察してメモったり、自分でいじった物の感想をメモったりする場。週1更新を目指します。

Luaの話~で、商用に使えるのどうなのよ?~

筆者は、まだLua歴半年なのであまり偉そうな事は言えないが、思った事をメモしておく。

まず、Luaを使う場合も2パターン存在すると思う。
・UnityC#側があくまでメインで、Luaを一部の計算式等だけに使う方法
・ゲームロジック全てをLua側に逃がす方法
上記2種だ。
後者の方が、所謂筆者が言っている「アプリ更新無しでゲームの振舞を変える実装方法」の方法だ。

 

前者は、商用にでもすぐに使える内容だと思う。
マスターデータ代わりにできるし、その辺りを全て計算した結果を取得する事だって可能になる。

 

後者は、正直言ってすでにUnityの開発ノウハウを溜めてきた企業に新しく導入するというほどの価値はないのではないかと思う。
まず、間違いなく一人、Unity側とLua側の橋渡しをする部分の設計をし、Lua側の記述方法のルールを決める人が必要になる。
開発メンバーは、そのルールに則り、メジャーとは言い難く、Utility関数にも乏しい「Lua」という言語を1から勉強し、開発に臨むことになる。

Unityを導入することに決めて、そこからノウハウを蓄積していった軌跡を、今度はLuaで同じことをすることになるのだ。

Unityの場合は、今はもう日本語のドキュメントや情報がたくさん出ているし、そもそもC#はかなり親切な言語なので、調べながらでも何とか開発できたと思うが、それがLuaで同じ事が出来るかと言われると、正直どうなんだろうかと思う。


かといって、これから新規でUnity開発を始める企業にも、似たような理由でお勧めしない。
仮にLuaでの開発のノウハウが蓄積できたとして、企業規模を拡大しようとしても、Luaが出来るエンジニアなんてものは早々いるとは思えないし、需要も供給も少ないと思う。

 

結局の所、開発メンバーも資金も豊富で、技術開発という名目が行える企業なら、試してみてもいいんじゃないのかなという感想。

 

Luaがもう少しメジャーになって情報が出ない限りは、主流にはなりえないんだろうな―。

と思いつつ、次のUnity開発案件があったら、がっつりLua側に処理全部書いてやろうと思っている事は内緒。

その為に、自作アプリをアップル申請通して、実際にアプリ更新無しで内容変えられるかの実績を積もうと頑張っている。

がんばろ。

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2017/6/23現在、ひとまずApple申請は通ったので、使えそうではある。
その辺りの詳細は、また来週以降少しずつ情報を書いていく予定。