困った時の自分用メモ

読んだ本を考察してメモったり、自分でいじった物の感想をメモったりする場。週1更新を目指します。

本の話〜人を動かす〜

この本を読んだ
これは、「プロフェショナルの条件」「達人プログラマー」以来の、買って手元に置いて何度でも読もうと思った本だった。なので、Amazonでポチって買った。

○どんな本か
主にビジネスシーンで、「人から好かれる」「人を説得する」「人の考え方を変える」を行うために必要な事の参考を提示してくれる本。

○なぜこの本を読んだか
人の上に立つ仕事になりそうだったため、参考までに読んでおこうと思った。
タイミングが良いのか悪いのか、仕事でいつもと同じ方法を用いたにも関わらず、惨敗した仕事があり、もしかしたら世の中には、筆者が思っているスタンダードが通用しない人間がいるのではないか、でもそれは認めたくない、という心の葛藤を抱えている時に手元に来た。

○どんな人が読むといいか
・どんな時でも正論を述べる事が正しいと思っている人
・自分以外、または、特定の人間は馬鹿で関わりたくないと思っている人

↑以上、本を読む前まで、筆者が信念としていた物抜粋。
読んだ後も、根本的にはこの考え方は変わっていないのだが、それだと解決できず自分が困るという事例が体験談ベースで発生したため、この考え方以外の考え方が必要になると思い、今は色々な角度から考えを行おうと努力しているところである。

○感想
まず、人の考え方を変えるという事は、考え無しでは難しいという事を再認識した。まず間違いなく、正論を述べたところで考えは変えられない。これは、経験則としても当てはまる。
というより、自分が逆の立場に置かれた時に、人から言われた事で考え方を変えるかと言われると、変えない。
妻や人に正論で正そうと諭しても、ほとんど効果はなかった。

次に、人は自分の事しか考えていないという事。
もう少し言うと、自分が望んでいる考え、現実、行動しか見ようとしない。これは、ドラッカーの本にも書かれていた。
体験談として、付き従っている社長、その交友関係の経営者の行動と結果は、これに該当する。
彼らは、人の意見を聞かない。立場が低い者の言葉など、まともに受けるわけがない。彼らは、彼らの達成したい事に対して使えるか使えないかしか興味が無いからである。

そして、筆者が一番認めなくない、受け入れたく無い現実だったが、受け入れざるを得なくなった事。
それは、上記2つに該当する人間がこの世に存在し、それは日常的に存在し、そして、その人間達を変える事は不可能である事を理解する事であり、その人間と向き合って仕事をしていかなければならない現実があるという事である。

まず、ここの心構えを自分の中に落とし込まなくてはいけない。

その上で、筆者が行おうと思う行動をまとめた見た。

○今日から行える行動
・自分の目的は何なのかを、自分できちんと理解しておく事。自分は、何の利を得たいのか。それがあって、初めて以下の行動に意味が出る。
・正論を話さない
・議論は、求められない限りしない。求められたとしても、それは議論をしたい のではなく、話を聞いてもらいたいだけかもと考える
・相手が欲しているものは何なのか、重要視しているものは何なのか、落ち着いて考える
・否定をしない
・意見は、求められない限り言わない

○自分がイラつかない為の心構えと方法
・相手の長所を見つける(自分にはない物を持っていれば、それだけで尊敬に値するはずと、暗示をかける)
・見つからなかった場合でも、「自分は相手に敬意を持っている」という強力な暗示を、自分にかける
・これらを行う必要があるのは、「仕事」だからであり「マナー」だからである。人がどう思う/どう思われるとか、自分がどう思うではなく、これを肝に銘じておくこと。

しばらくは、この方法を用いて様子を見てみる事にする。