この本を読んだ
面白かったかと言われると、面白しろかったw
○どんな本か
・ビジネスシーンや冠婚葬祭など、距離感が遠い目上の人間やフォーマルの場所での間違い安い言葉遣いを、正しい例文と共に記載してくれている
・その他、読み間違い安い漢字、若者言葉などもまとめている
・横文字に弱いおじさまおばさま方は、IT用語などの正しい用法も記載されている
○なぜこの本を読んだか
いつもの、図書館ランダム縛りで見つけたから。もう少し言うと、対外対応で言葉遣いが気になったり、メール文章の語録の少なさを解消できるかなと思った為。
○衝撃を受けたもの抜粋
・「新年明けましておめでとうございます」は間違い
→「明ける」は、何かが終わり新しい物を迎えるという意味があるので、新年が明けると、次の年を指してしまうため、厳密には間違いだそう。「新年おめでとう」か「明けましておめでとう」が正しいそう。ただし、もう慣用句になってしまっているため、そこまで気にする必要もないとも。
・慣用句系は、誤用が多い(烏賊飯店
→敷居が高い(分不相応という意味ではなく、不義理や面目のないことがあって、その人の家に行きにくいということに使う
→御の字(満足していないけど、納得している様子に使うのは誤り。最上級の満足の時に使用するのが正しいらしい
→琴線(きんせん。ことせんじゃなかった件
→姑息(卑怯やズルイという意味ではなく、一時しのぎという意味らしい
→折り紙つき(確かな品質が保証されていることを表すが、これは物に対して使う。人に使うときは「お墨付き」であり、悪い意味では「札付き」
・誤用関連
→「熱にうなされる」は間違い(熱に浮かされる
→「愛想をふりまく」は間違い(愛嬌をふりまく
・こんなの使ってる人いるの?編
→電車では行け「れ」ません
・いわゆる、学生間で流行っているんだろうと思われる、若者言葉(ジェネレーションギャップ)編 →あの人、マジ「ウー(うざったい)ロン(長い)茶(茶髪)」だよね
→ベッケンバウアー(別件)
→T(大したこと)N(ない)J(じゃん)女子
・「会社で恥をかかないためのビジネス用語の破壊力」がヤバイ
そんな間違いしないだろww、と思いつつも、上記の若者言葉が浸透してきた日には、筆者も同じ憂き目にあうのだろうと思う。今のおっさん方は、横文字覚えるの大変そうだけど、人生はずーっと勉強ですから、言い訳はできませんね。一部抜粋。
→
同級生が昇給し、激しい「リテラシー(ジェラシー(嫉妬)の間違い)」を覚えた。
君はなぜ、「アスベスト(アスが余計)」を尽くさないのか
「アプリ(=アプリケーション。食べ物じゃないです)」をジャムにし、パンにつけて食べた
○正しい日本語を使うべき?
遠回しに言い直している物に関しては、少し違和感を覚えた。
言いたいことは直接オブラートに包まず言った方が良いと思っている人間だからだ。
まぁ、その相対する人間との距離感次第という部分もあるだろう。
距離感が遠い人間に対しては、きちんとした言葉遣いをしておいた方が無難ではあるだろう。全てはリスクリターン、コスパに依ると思うからだ。
また、ビジネスシーンに置いては、短所を長所として言い換えて対応していることが多いように感じた。これは、プライベートシーンでは「嫌味」と捉えられると思うが、ビジネスシーンでは「マナー」の範疇なのだろうと思った。
つまり、言葉遣いで距離感もなんとなく把握できるんだろうなとも思った。