困った時の自分用メモ

読んだ本を考察してメモったり、自分でいじった物の感想をメモったりする場。週1更新を目指します。

本の話〜世界一役に立つお金の授業 頭の中の貧乏神を追い出す方法〜

この本読んだ。 有名な脳神経外科医「菅原道仁」先生が書いた本だ。

個人的には、賛同できる考え方も多かった為、一読することをオススメできる一冊だ。

○どんな本か
お金が貯まらない、無駄遣いが多いかも、と嘆いている人に対して、脳科学の視点から、そのような行動に至ってしまう理由と説明と、それを防ぐ為の具体的な方法を、事例を添えてわかりやすく解説してくれている本。
もっと簡単に言えば、お金を貯めたい人がヒントを得たければ、読めばヒントが載っている本。

○なぜこの本を読んだか
本を貰ったからという理由もあるが、もともとお金に関する本は好きなので、 読まない理由がなかった為。

○どんな人が読むといいか
給料が上がる見込みがないが、それでもすぐに可処分所得を増やしたい人。

○感想
今日はここからがメイン。本の感想自体は冒頭の1行で終わりである。
ぶっちゃけ、金の話しかしない。

もし今あなたが「100億円貰ったとして、今の生活を続けているか」の問いに対して、「Yes」と答えられないのだとすれば、
それは、一度立ち止まって冷静にこれからの事を考えてもいいように思える。

今回の話は、大きく分けて3段階構成にしている

・「自分の幸せとはなんなのか」についての、考え方と行動
・「その幸せを実現する為には、自分がいくらお金が必要なのか」についての、考え方と行動
・「支出の具体的な減らし方」についての、考え方と行動

長文になるので、面倒臭い人は「支出の具体的な減らし方」だけでも読めばいいと思う。

1. 自分の幸せとはなんなのか
まずこれは明確になっているだろうか?これは人ぞれぞれ異なるだろう。
これについては、過去記事に書いた「やりたい事」と「あるべき自分」の記事を参考にしてもらいたい。

mochimoffu.hateblo.jp

筆者には、人生をかけて達成したい事(=やりたい事)は無い。
では、どういう状態(=あるべき自分)でいたいのかを考えた時に、少なくとも、「不自由しない暮らし」と「不安が払拭されている人生」がいいと思った。

不自由しない暮らしというのは、「具体的」には

・信頼できるパートナーが居て、そのパートナーに居続けてもらえる事
・身内外にも、良い人間関係が築けている事
・ある程度、自分の要望が叶う場所に住める事
・ある程度、好きな物が好きな時に食べられる事
・ある程度、欲しいものを値段を気にせず買える事
・ある程度、自分が好きな仕事を選べる事

これが満たされている事だと洗い出した。
つまり、金と自分の能力で解決できる問題である。

次に、不安が払拭されているというのは、つまるところ老後の心配、もっというと、
一定額の貯蓄か、能力を金に変えられる能力である。
やっぱり、金と自分の能力で解決できる問題である。

まず、この自分の幸せが明確にできていない限り、何をどれだけ考えても目指すべき方向は見えてこない。

2. その幸せを実現する為には、自分がいくらお金が必要なのか
「やりたい事」がある人も、「ありたい自分」がある人も、
悲しいかな、大抵の事は程度の差はあれ「金」の問題がつきまとう。
優先順位の差だけである。
「やりたい事」の人で、例えば絵が描けていればいいだとか、歌が歌えていればいいだとかいう人も、食えなければ死ぬし、活動する為にはやはり金がいる。

まず老後についての考え方から話す。
多分、皆さんが見て見ぬふりをしている最大の事柄ではなかろうか。
ただ、正直なところ、そんなものはその時になってみないことにはわからない。
そういう意味で、筆者の考えは

「とりあえず3000万くらい目指して蓄えるけど、それと平行しながら、何歳になっても能力を金に換える訓練を積む」

で、心配を払拭できると考えて、今も行動している。

重要なのは、「何歳になっても能力を金に換える訓練」の部分だと思う。

これは何も、専門的なスキルとか類稀なる才能だけではなく、
人脈、人柄など、いわゆる「徳を積む」のような事も関係していると思っている。

この部分に関しては、筆者もまだ具体的にどうすればいいかという部分は実現できていない為、申し訳ないがアドバイスができない。
ただ、日常的にサラリーマンとして過ごしているだけでは、絶対に身につかない事は間違い無いと思う。
なので、その辺りはそれぞれが考えてみて欲しい。

では、必要な金の話に戻る。

まずは、必要最低限の生活費を洗い出す。
家賃
スマフォ通信
保険
光熱費
食費
ネット
サーバー
家賃更新積立
妻と筆者の身だしなみ
交通費

ここに、自分が他に使いたい金(趣味、やりたい事の活動費)を加える。

それが、あなたが月に稼ぐ目標となる数値だ。

筆者は、項目1のありたい自分であるための状態を4段階に分けた。
超理想理想現状妥協という分類だ。

筆者の現状は、月手取り33万。(年額面480万)
自分に使える可処分所得はおよそ3万、投資積み立て関係はおよそ7万だ。残りは、生活費で消える。
正直、現状でもそこまで不満は無いのだが、投資系積み立ての金はいつでも引き出せるという訳では無いので、もう少し欲しい。

なので、少し頑張れば届く理想としては、手取り38万と考えている。

そして、実現する方法は全くわからないが、超理想としては、手取りが60万あれば、
およそ、生活に関しての不満はなくなるであろうと感じている。

ここから、やりたい事などがもし見つかれば、また目標を再設定していけばいいと思っている。

そして、妥協。これは、今の生活レベルは落とせないと思うので、
削れる投資積み立て7万を削った、手取り26万かつ、仕事の内容を問わないという物だ。

あとは、これに仕事内容や仕事のスタイルなどを加味して、どうすれば理想に近づけるのか考えればいい。
今の職場で頑張れば金が増えるのか、転職をすべきなのか、
年収が多少下がっても、もう少し良い環境に移るのか。

問題なのは、目指すべき指針が無い状態だ。

3. 支出の具体的な減らし方
1,2を読み、自分の幸せに必要な金が思い描けたら、次はそれを実現するための行動だ。
収入を増やす方法は、筆者では教える事はできない。
しかし、支出を減らす手助けなら、してあげられるかもしれない。

実際に筆者が行っている/行った事を羅列するので、できる事からやってもらえればと思う。

○買い物系
・理由がなければ、Apple製品を買わない(PC/スマフォ。それぞれ、同程度の性能のマシンが、WindowsAndroidで、-10万/-6万程度の金額で買える)
・医療費に金がかかるんだったら、日頃から健康に金をかけた方が(少し高い良い食べ物や、適度な運動趣味など)、最終的に金がかからない可能性

○月額系
これは、払っている額×12ヶ月(1年)×10(10年)で考えると、事の重大さがよくわかる。

・理由がなければ、大手キャリア(au,docomo,softbank)から、格安業者(UQモバイル、mineo等)に変える(月、一人あたり5000円は安くなる。10年で60万。ローンの頭金になる)

・要らない保険は解約しよう。がん保険、必要ですか?(月1万の保険であれば、10年で120万。海外旅行に行ける)

・テレビも見てないなら捨てて、NHK料金支払うの止めよう(月2000円、10年で24万円。あなたが大好きなIPHONEが2台買える)

・家でのネット通信費、もし4000円程度じゃないなら、多分要らないオプション付きまくっているから、確認して解約しよう(月500円だったとしても、10年で6万円。引っ越し代になる)

○意識の問題(コスパを考えて)
・飲み物の500ミリは買わない(水の500ミリとか、2リットルの4倍の値段やで)
・銀行の時間外手数料は払わない(10回使ったら、豪華ランチ食えるで)
・お菓子を食べ過ぎない(お菓子代だけではなく、不健康による医者代金がかかる)
・ペットボトルは潰して捨てる(空気捨てるのに金払ってるんやで、それ)

こんなところだろうか。
正直、これらを行っても、劇的に可処分所得が増えた!という感覚は無いかもしれない。
ただし、間違いなく支出は減っているはずであるので、まずできる事を行ってから、ゆっくりと自分の幸せや夢の実現に向けて、
考える時間を作っていってもらえればと思う。