これは、頭のネジが外れたエンジニアの、
なんちゃってベンチャーで頑張るお話。
【ありたい自分】
・飽きた仕事で週5定時拘束9時間という環境に戻らなくて済むように、今の居場所を確保しておきたい。
・給与もう少しもらいたいというか、きちんと支払わせたい(白目
【状況】
某社へ出向中。2か月という超短期の最後2週間。Unityスマフォのミニゲーム制作のアウトゲーム作成要因+外部SNS連携要因。
平行して、5末リリース予定のスマフォ向けミニゲームアプリの(多分)ディレクション作業。
こっちは、開発は外部にお願いしているが、外部が動くための意思決定は私で行う必要があるので、
外部が止まらないように、ネックになる部分を一個一個潰している最中。
Dunsナンバーと登記簿取得できたので、ようやく年金機構と社会保険事務所へ行って、前の会社の資格喪失届けなど諸々の事務作業ができるようになった。
【具体的にやった事】
出向の方は、引き続き省エネモードで従事中。
特に書くことは無い。
ディレクション業務の方も、とりあえずは滞りなく進められるよう手配して動いている。
【考えてたこと】
今回苦言を呈す事は、タスク管理が散乱している事。
作業の割り振り方は「口頭、チャット、Issue」と統一されていないので、こっちとしては何を根拠に仕事をしていいのかわからなくなった。
これは、小規模開発だからおおごとになっていないが、大規模開発になったら破綻するだろうなと思った。
ディレクション業務に関して、ディレクターが持つべきマインドを考えさせられた。
権力者が要求した物が、私の基準ではどう考えても下策中の下策にしか感じず、なんとか説得を試みたのだが覆らなかった事があった。
これに関しては、もう仕方がないのでそれを正として進めればいいだけなのだが、なんとも消化不良な状態になってしまった。
恐らく、それをこなしていても正常に会社が回るのであれば、私もそこまで気にはしないのだが、権力者が思い描いている成果物が、価値が著しく落ちると感じ、それは会社の存続に影響すると考えているため、懸念のひとつやふたつ言いたくなったのだろう。
その話を同僚に相談したところ、良い物の考え方をいただいた。
以下、原文を載せる
その話をする前に、 私の中で明確に分けている「付加価値」と「生産性」という概念について 説明します。 まず経営者、事業家、わんちゃんプロデューサーといったポジションは、 世の中のニーズに応え「付加価値」を生み出すサービスを提案し、 それを実現させるために必要なリソースを確保し、 生産者に対してリソースを提供します。 一方でディレクター、プロジェクトマネージャー、製造者生産者的なポジションは、 与えられたリソースを効率的に扱い、 「生産性」を上げるのが目標であり、評価基準になると思います この図式通りそれぞれの立場で目的と役割と求められている成果が明確に分かれているとすると、 事業家の思惑通りいかず生み出されるサービスがうんこ(付加価値ゼロ)だとしたら、 いくら「生産性」が高くても効率的にうんこを生み出すことしかできません。 しかしうんこに付加価値は無いので、目標を達成しようが評価が適切であろうが、 生産者側には得られるものは何もありません。 うんこしか生み出せない経営者、事業家は競争力を失い市場から撤退します。 残された製造者生産者は、より付加価値の高い事業に吸収されます (本当に生産力が伴っていれば) これが市場原理というものだと思います。
これを聞いて、私はディレクターの仕事に対して、付加価値をつけると言う事を意識し過ぎていたように感じた。
もちろん、意識する事は大事だと思う。しかし、それは本来のディレクターの職務の領分では無い。
つまり、私は自分でも気づいていなかったが、ディレクターというポジションでありながら「作品作り」のマインドで仕事に取り組んでいた。
これに近しい話は、恩師にもされたし、勉強会などでも聞いた話であった。
最後に
この前提を元に私の考えを申し上げるとしましたら、 懸念の一つを言いたくなる気持ちもわかりますが、 「世の中のニーズに応え「付加価値」を生み出すサービスを提案し、 それを実現させるために必要なリソースを確保し、 生産者に対してリソースを提供」 というポジションにシフトして、 自身の抱く理念が正しいのかを自力で立証するのが 実は最短コースじゃ無いかと思ったりします。
ときた。
なるほど、今まで、やらない、やれない、やりたくないで避けてきた道だったけど、
いよいよ、必要性の一つとして、その道も視野に入れなければならないのかなと、メンタルが現実に向き合い始めた気がした。
【今週の成果と反省】
出向は、滞りなく作業従事できているはずなので、特に無し。
ディレクション業務も、外部に依頼すべき事柄はそれなりにこなした。
【来週の予定】
出向は、引き継ぎ資料も書いたし、やる事はほとんど無いと思うので、来月から空いた時間で何をするのか、考える必要がありそう。
ディレクション業務は、今回得た知見を元にマインドを構築し直す必要がある。また、構築し直すだけでなく、避けて通っていた「権力者」側へ回る道筋もきちんと考える必要が出てきたと感じた。
ああ、あとなんか掘り起こされた昔のプロジェクトが動かなくなった原因を調べてくれとか言われた気がしたので、それも併せて行う予定(繰り返し