困った時の自分用メモ

読んだ本を考察してメモったり、自分でいじった物の感想をメモったりする場。週1更新を目指します。

本の話〜ファクトフルネス〜

この本読んだ

○どんな本か
世の中の事象に関する思い込みに対して、情報を正確に読み取り、正しい事実を見ようという趣旨の本だ。 例えば、世界はとても悪い方向に向かっているという肌感覚は、データ(が正しいという前提)を見た場合は、それは間違いであり、世界は良い方向に少しずつでも向かっていると言った事が記述されている。

そのような思い込みが、日常生活レベルでも発生しているので、個人の勝手な思い込みをしないようにするためには、どのようにすべきかなどのアドバイスが記述されている。

○なぜこの本を読んだか
単純に興味を惹かれた。

○どんな人が読むといいか
「基本的には」「常識的に考えて」「一般的には」という言葉を付けがちな人。 あなたのそれらは、本当に正しいのかを答えあわせをした方が良い。

○感想
この本を読んで、解決しなかった事項としては、 「そもそも、そのデータが信用できない、間違っている可能性は考えないのか」 という事である。 この場合、一体何をどのような基準で信用するのか、という自分自身の基準を設けることが必要だと、本の作者も言っている。

具体的にはワクチンの話であるが、筆者がよく情報を得るとある医師の話では、ワクチンに効果はなくむしろ有害であるという事をいう。 私は、「インフルエンザワクチン」に関してだけは、体感的、体験的に効果は無いと考えているが、他の全ワクチンに関してはよくわからない。

かたや、本の作者は「WHO(かな?)」の世界的な機関が出している情報から見れば、世界の子供はワクチンのおかげで平均生存率が上がっており、これはワクチンが世界中に安価で配布できるようになったためだと考えている。 私が情報を得る医師は、そもそもデータが捏造であると言っている。

いわゆる、「一般的な感覚」で言えば、その医師が狂っている事を言っており、本の作者が正しいという意見が多くなりそうだが、このあたりの感覚を自分で養うのが難しい、結論が出ていない状態だ。

では、それ以外のメモを以下に記す。

○人は、はっきりしているものを好み、事実(世の中の事象とは、様々な要因によって引き起こされており、原因を一意に特定できるものではない)を好まない傾向にある、という考え方は、 錯覚資産の本にも記載されていたので、そうなんだろうなと考えるようにした。

○物事の問題の根本を解決するためには、目の前の事象にとらわれ過ぎてはいけない。限りあるリソースをいかに効果的に使うか。 また、いかに自分の作業をスケールさせられるかを考える。 しかし、かといって目の前の事象を軽視もしない。

○自分の常識や勝手な思い込みを常に疑う事

○相手が自分と異なる考えや行動を起こした時、その相手をバカだと決めつけない事。 なぜ、相手がそのような考え/行動に移したのかを考える事

○知識は古くなるため、アップデートが必要。 少しずつでも良いから、前に進む事

○自分よりも劣っていると思う人間、例えば、日本という「先進国(思い込み)」の技術者が、インドなどの「発展途上国(思い込み)」技術者よりも「優秀(思い込み)」という思考の事。 今現在、その思い込みは大抵的外れであるので、上から目線はいつか自分の足元をすくう。

○どちらかの一方が正しい、間違っているという決めつけはよく無い。 物事の要因は、思っている以上に複雑だからだ。 数字を頼るのは重要だが、数字だけ見ても本質は見えてこない

○自分の専門外の事には、意見をしない。 これは、他の本にも書かれていたので、自戒をする。

○自分の専門領域を、なんでもかんでも他のものに適用しない