困った時の自分用メモ

読んだ本を考察してメモったり、自分でいじった物の感想をメモったりする場。週1更新を目指します。

本の話~マーケット感覚を身につけよう~

この本読んだ。

○どんな本か
「物の価値」の考え方の見識を広めてくれる。
この「価値」を理解できていないと、人に需要がある物を考える事が難しくなる。
あるいは、自分が本当に提供している「価値」や、提供したいと思っている「価値」が、
思っている物とはかけ離れた物になってしまう。

…という理解をしたが、ざっくりと言えば、人が欲しがる物を考える為の思考法の一例を提示してくれると思えばよい。
人が欲しがる物は、企業が欲しがる労働力なども含まれるので、
会社で出世したいと思っている、自営業ではない方でも、読んでみると良いと思う。

○なぜこの本を読んだか

chikirin.hatenablog.com

この記事を見て、興味を持ったから…だったと思う。

どうでもいいけど、はてなブログトップで掲載される前にこの記事にたどりついて、その時は図書館の予約は全くされていなかったのだが、
この記事がブログトップに掲載された後は、ほぼすべての図書館で貸出中になった。
影響力って凄い。

○どんな人が読むといいか
例えば、自分の力のみでお金を稼ごうと思っている人(筆者)が居たら、
まずは読んでみるといいと思う。

○感想(という名の、筆者備忘録)
〇提供されている「価値」を表面的に見るのではなく、実際にどんなニーズに対して、どのような価値を提供しているのかを、考察する事

〇良いものを作っても、競合が多すぎれば価値が下がる。
→スマフォゲー市場がそうだよね。

〇人のお金の可処分分野は、消費と貯蓄で2分されるところから始まる
→この発想はしたことがなかったので、なるほどなと思った。

クラウドファンディングの資金調達もPR次第。何が人の気を引くのか考える事
→何をするにもPRは必須なのは、スマフォゲーのプロモを考えている身からすれば当然だなーと思うので、これはそうなんだろうなと思った。
もっと言えば、そもそも人に知ってもらうためにどうするか、から考えないといけないので、スタートラインのハードルがそもそも高いし、
それを乗り越えて人の目についた時に、きちんと気を引けるのかまで考えないといけないという
2つの関門があるよなーと感じた。

〇今需要がある事が、将来どのように取って変わられるかを想像する事
→これは、今の筆者の身の在り方にも関わる。 スマフォアプリUnityフロントエンジニアは、近い将来需要が下がると思っている。
というか、何で未だにスマフォゲー開発プロジェクトで人が足りないと騒がれているのか理解が出来ない。売れる見込み低いのに…。
さらに、供給は簡単にされる。
なぜなら、新卒のUnityオペレータ(エンジニアですらない。プログラムが読み書きできれば良い)がいれば、クオリティはともかくアプリは出来上がってしまうからだ。
この危機をここ数年で感じた為、Unityスマフォアプリを作るだけじゃない、何か別の強みを持ちたいと思って行動している。

〇ノウハウは、低レベルを一定レベルに引き上げるには良い。しかし、自律させたければ、自分で判断できるようにしなければならない
→これも、今は困っていないが、将来的に考える余地がある事だと感じた。
筆者は、仕事をスケールするには人の手を使う事はマストだと考えているが、
それを効率良く扱うには、「ルール」と「体系化」によって行えば良いと考えている。
しかし、その先を考える必要が出てきた場合は、今までの思考とは異なるアプローチで問題解決をしなければならないのかもしれない。

〇価値と儲かるは同義ではない
→個人的に金言。今年の目標に、「お金」が介在しない「価値」を何かしら提供できるようになろうと思った。

〇同じ物は誰に対しても同じ値段で売られるべきというのは、間違った思考。物の価値は人によって異なる。
→これも言われて納得したが、これをナチュラルに思考できるようになるには、まだ訓練が足りていないように思う。

〇価値を計算する時、コスト換算は最後。自分ならいくら、他人ならいくら、という思考をする
→別の講演系Youtuberが言っていた「価値がわからない物は、とにかく自分で金を払ってみる事」に通じる物があると思った。

〇動機の理由は複雑であるがゆえに、理解した気にならないように心がける
→これも、他の本で良く言われることだ。 これは、少しずつできてきているように思えるが、まだ努力が必要。

〇市場からのフォードバックが最大のお叱り。評価されないのは、最大のフィードバック
→これは、心に留めておこうと思う。

〇変化に適応しないと、替えられる
→変化に強くなろうは、色んな所で言われているから、これはそんなに意識せずともやれるようになっていると思う。

〇自分の専門性が40年も持つと思わない事。専門性は新たに身につける事
ドラッガーが言っていた、第二の人生を早めに助走しように通じるところがある。

その他メモ
〇やりたい事には素直になり、不満にも正直になるとマーケットが理解しやすくなる
〇問題解決は、罰則や規則で縛るのではなく、インセンティブで解決する
〇挑戦と失敗を繰り返す事
〇学びは、体系的に学ぶステップと、それを実際に活用するステップで別れる