困った時の自分用メモ

読んだ本を考察してメモったり、自分でいじった物の感想をメモったりする場。週1更新を目指します。

本の話~男尊女卑という病~

この本読んだ。

○どんな本か
いわゆる、年上の男性が威張りちらかしたり、女性をお茶汲みみたいに使うのはなんなのか、みたいな風景の理由がわかるかもしれない内容が書かれている。

○なぜこの本を読んだか
人伝手ではあるが、女性に対して横暴で自分勝手な振舞を行う男性がいるようで、 なぜそのような行動を起こしてしまうのか、気になった為。 比較的、高齢になった時や役職についていると、この傾向が顕著になるようだったので、 自分がそうならないように意識すべき事があるのか、気になった。

○得られる知見
男尊女卑な行動をとってしまう理由のヒント。

○感想(という名の、筆者備忘録)
いくつか新しい知見が得られた。

1.男性は、失う恐怖が強い
失う恐怖が強い理由は、ペニスという男性の象徴が女性にはなく、そうなる事に拒絶反応を起こすかららしいが、正直この辺りの理由の話はそんなに重要ではない。

失う恐怖を感じた人間は、非常に攻撃的になる。失うまいと必死になるからだ。 その失う物の対象には、価値観が含まれる。 価値観を否定されるという事は、送ってきた人生の否定である。

この辺りに、人を否定してはいけないという「人を動かす」に記載されていた内容の理由が垣間見れる気がした。

男のプライドを傷つけてはいけないというのは、こう言う事かもしれない。

2.自己愛(ナルシスト)が強いと、女性は男性の子供を産む手段と見てしまうようだ
究極の自己愛(ナルシスト)とは、自己の不滅らしい。 子供に夢を託してしまう迷惑な親は、この考えがあるようだ。 そして、男性には子供を作れない(=夢を託せない=自己の不滅を免れない)為、 女性は子供を産むためだけの存在とみなしてしまうらしい。

そして、自己愛が強い男性は、自分が優位に立てる(と思っている)女性にしか近づかない傾向にあるようだ。 つまり、権力、立場の強弱は、この優位に立てるというところで起因してきそうだ。

すげー簡単に言えば、自覚無自覚に関わらず、自分勝手だとそういう行動をおこしてしまうのだろう。

なぜ自分勝手になってしまうのか、というところは本には記載されていなかったが、 簡単な話、それを自分がされて嫌だと感じないか、自分はされないとタカをくくっているか、想像が及んでないかのどれかしかないはずと思う。

3.他人の欲望を満たす事に価値を見出す人生は、いずれ行き詰る
見返りを本当に求めてなく、行為そのものを行う事で充足感が得られるのであればよいが、 少しでも見返りを期待しているのであれば、いずれ見返りが無い事に気が付き、自分の行動に疑問を感じてしまうそうだ。 そして、見返りを期待しないというのは、相当訓練されていない限り難しい。

だから、人生における自己実現は、他人に求めるのではなく、自分で完結しなければならないのだと思う。