筆者がなぜLuaなどという、スマートフォン開発においてはマイナーと言わざるを得ない言語を用いたアプリ開発の研究をしたか。
それを説明する。
何故筆者がアプリ更新無しで、アプリの振舞を変えることに固執するのか。
それは、開発者(=筆者)の不幸を減らしたいと思ったからだ。
何が不幸に感じるかというと、そのアプリリリースする際のフローにある。
今でこそ改善されてきてはいるが、各ストアにアプリ申請をする際は、そのアプリがいつストアに更新が入るかわからないし、大抵時間がかかるのだ。
開発者は、その動向を監視しなければならない。
それこそ、深夜残ってまでその動向を監視して対応をしなければならなかった。
会社の事業という観点からすれば、エンジニアが深夜まで働いてようがいまいが、
結果だけ出ていればいい(アプリを予定通りリリースして、問題なく運用する)ので、
深夜残業をしているのは、エンジニアが勝手にやっている、という扱いになるのだ。
私は、それが嫌で嫌で仕方なかったので、どうにかそれを防ぐ手は無いのか、という事で、Luaという物にその可能性を感じた。
もちろん、Luaを使う事は、他にも考えられるメリットは有るのだが、Luaを使う事に固執しているというよりは、業務フローをコントロールできるようになりたい、というのが本音の部分なのだろう、
だから、深夜残業が別に苦では無かったり、アプリ申請のフローに何の疑問も感じていない人には、
このLuaに関する一連の記事、内容は響かないだろうと思う。