この本読んだ。
○どんな本か
マリンバソリスト(ソリスト=独奏者の意味らしい)の方が、自分の勉強してきたことと経験を基に記した本。
簡単な音楽の歴史(主に、楽譜の起源)から始まり、作曲をする際に音には、形式的で体系的な基本ルールが存在する事、アレンジ例等が書かれている。
○なぜこの本を読んだか
某有名なAIの第一人者の方が、FBでいいねををしていたのと、
学生の時に、耳コピでスコアエディターで音を再現(拙い自己満足)していたこともあったので、
内容が気になったので読んでみた。
○どんな人が読むといいか
音楽の事に関しては何も言えないので、こればっかりは興味がある人。
○感想(という名の、筆者備忘録)
作曲は数学であるという考えて記されている通り、音の公式のような物が沢山載っていた。
しかし、これを覚えるのは骨が折れそうなので、今は概念だけ存在するという理解に留めておいた。
また、
「音楽というのは音(振動)の調和である」
と言った趣旨(の理解)で記述されていて、アーティストの「声」も、曲を構成する「音」でしかなく、アーティストは音を発生させる「楽器」なのかなと感じた。
その辺り、ボーカリストの方はどのように感じているのか、大変興味深く思う。
○蛇足(すごくどうでもいいので、読まなくていい奴)
本の内容と全然関係ないけど、
〇〇というアーティストが好き!という表現をしたとき、
・アーティストの声が好きなのか
・アーティストの見た目が好きなのか
etc
など、突き詰めていくと、そのアーティストの何に惹かれたのかを考えることがあるのだが、
大抵は、曲とその曲に合った声で上手に歌っている(表現している)創作物が好みだから好きなのであり、
別に、外見では好きになっていない事も多いなという結論に至った。
というか、 曲を知る時って本人が歌っている映像と一緒に知る機会って殆どないしね・・・。
ヘタをすると、本当にファンになるべきは、作曲者かもしれないし、その曲をアーティストに歌わせた、プロモーターなのかもしれないとさえ、考えたこともある。
もちろん、外見などの要素も全く考慮しないというわけではなく、ライブを見に行った際は、格好や表情等の表現力も含めて総合的に素晴らしいと感じると思うので、音楽単体を楽しむ分には、音(アーティストの歌を含む)しか重要視していないのかもなーという感じである。
さらに、どうでも良い話ではあるが、
誤解が生まれそうなので補足しておくと、この考察は、あくまで「科学」という、体系的に考えた場合の話であり、
もう一つ重要なファクター「感情」「感性」については、全く触れていない。
例えば、水樹奈々のライブなんか行くと、感情を込めた歌い方も含めて凄い技術だなーと感じるものだ。(主観だけど)